作業環境の話 — これから同人デビューしようかなって思っているひとに伝えたいしくじり履歴 —
- happyyellowpublish
- 2021年9月20日
- 読了時間: 6分
こんにちぱ! 1発目、なにを書こうかなと迷った末、作業環境の話をしようと思いました。
小説は、スマホがあれば最低限なんとかなるけども、どこかに掲載しようと思ったら、誤字探しなどしなきゃだし、長文は小さい画面のスマホじゃ扱いにくいですよね。
文の前後の流れを確認したり、段落内の構成を変えたり、ちょっとしたことが手間に感じてしまいます。
こんな辺境に目を通されている方のうちには、『フル装備だぜ!』の方もいらっしゃるかと思いますが、
念のためこれからPCを買おうかな~と検討している方に向けて
わたしと同じ轍を踏まないよう、PC購入の失敗談をお話しようと思います。
結論からいうと、PCのCPUは【Intel corei5】以上を買おう!ということなのですが、
そこに至った経緯を紹介します。
あ、Macについては皆目わかりませんので、すみません。
coreについて、詳しくはこちらのブログが分かりやすかったので、リンクを張りますね!
➡https://fxpc.xyz/cpu/difference-core-pentium-celeron.html
【初代】しくじりました! 初代同人誌用PCは約1年でお蔵入り
2015年ごろ、推しの小説を書きたい!と思い立ち、そのためだけにWordとやっすいPC(ASUS)を計6万円で購入しました。
いまのPCの倍は重かったです。家電量販店の方は、WordとネットサーフィンならこのマシンでOK!とおっしゃったけど、
立ち上がりも遅く、動作が重い、Wi-Fiに問題なくても、ページの表示が遅い。
あげくWordの保存も遅い。
精神衛生上、超絶よろしくないこちら、なぜこんなに遅かったのかというと、PCの脳みそに当たるCPUが【Intel Celeron】でした。
パソコンの演算や制御をするパーツが弱かったのです。
家電量販店のひとが、これで十分ヨ~!と言っても、信じない。そうこころに誓いました。
※メーカーは悪くないです
【2代目】借りもの!家族のダイナブック
鉄ごみPCのフォローとして、家族のノートPCを借りました。
シェア、まじで怖いです。エロ原稿をUSBに保存してましたが、いつ見られるかと不安でした。
ちょうどそのころ、友人からPhotoshopCS6を譲り受け、借りものPCにインストールしました。
借りものPCは、当時購入から5年近く経過していて、Win10への強制アップロードが始まり……
『自分、無理っス!』とウンウン唸ってました。
くわえて、やっぱりネットが重い。Wordが遅い、Photoshopが落ちる。
辛うじて作業ができたという感じです。
それも当然のことで、借りものPCのCPUは【Intel corei3】でした。
初めて本を出したときのマシンがこれですが、ほんとうにイライラさせられました。
※メーカーはわるくないよ
【2.5代目】※会社のやつ※
画像編集の練習をするなら持って帰っていいよと言ってくれる、
太っ腹なブラック企業で勤めていまして、ありがたくお借りして修行しました。
このときのマシンはヒューレットパッカード(HP)の【Intel corei5】でした。
フォトショもイラレも、取り立ててストレスなく使用できました。
【3代目】ダイナブック【Intel corei7】
corei5であれだけサクサクだったのだから、corei7はさぞかし……と思って、
清水ドボンの気持ちで買いました。お値段はたしか19万円。
でも損をしたとは思わなかったです。
とにかく起動がはやい、サクサク動く!感動しました~!
しかし仕事と同人活動で、ハードに使い倒したため、1年半でマザーボード(PCの大事なところ)がイカれてしまいました。
南無南無。
※メーカーが悪いのではないです。ノートは2年くらいでだいたい死ぬものらしいです。
④【4代目】Surface最高なんですけど。
マイクロソフトのノートパソコンに落ち着き、かれこれ3年目です。
ワードとフォトショップを使い、原稿しています。
【2021年9月の作業環境】
Win10(SurfacePro6 corei7 500GB)
本文制作:Word(Microsoft home&business 2019)
表紙制作:Photoshop㏄
なんでこのPCにしたのかというと、わたし、色塗りが好きでしてね……。
ipadのように気軽に色ぬりできるWindowsがほしかったんです。
ワコムは購入後のフォローが雑だと聞くことがあり、悩んだ末、思い切って買っちゃいました。
結果、作業効率が格段に良くなりました。
タッチパッドの反応が良好で、いまはマウスを使ってません。
気になるのはお値段かと思うのでさっくり。
①SurfacePro6 +ノートン+キーボード+ペン+画面保護シート+2画面用コード+Office
→まとめて買って、当時、だいたい30万でした。
②Photoshop㏄(Adobeのクリエイティブクラウドというサブスクです)
→月額1000円くらい
★仕事でも使用するので奮発したのですが、
同人誌を作るだけなら、オーバースペックです。
★だがオーバースペックは、動作サクサクだよ。
■不安になる余談。PCは博打。
5年前のcoreと今のcoreは、数字がおなじでも性能が進化していると思います。
実体験をもとにお話ししているのですが、あくまで参考程度にしてくださいね。
余談です。おととし、実家の事業用PCとしてcorei7を買ったのですが、てんで使い物になりませんでした。
一度富士通に帰し、検査してもらったのですが問題なしとの回答でした。
壊れてないのに、エクセルが立ち上がるまで5分かかるってどういうことなんでしょうね?
初代PCより役に立たない機械でした。
確実に10万円を超える大きな買い物なのですが、フリーランスの友人曰くPCは博打、だそうです。
納得できぬ……。
■同人活動で本を出す技術は趣味の範囲を超えていると常々思ってます。
中途半端なお買い物をすると、わたしのように、のちのち買い替えで高くこともございます。
「同人のためにそんなに出費できないわよ!」というご意見も、もちろんあると思います。
仮にです。
悩んでいるひとにとって、『小説を書く趣味にだけPCを使うことに6万円の価値』があるとします。
実際欲しいイイ感じのパソコン(15万円)から、6万円を引きます。
すると残ったのは、差額の9万円。差額の価値を考えましょう。
・動作の遅さで、イライラしなくてすむから創作を継続できる。
・動作の遅さで、制作時間がロスするのを防ぐので、いっぱい書ける。
・重たいソフトが頻繁に落ちて、大事な制作物が消えるリスクを減らせる。
・動画編集や画像編集など新しいことに挑戦したいと思ったら、すぐに取りかかれる。
自分の失敗に基づいて、これからはじめる方へのアドバイスとして書きました。
高いマシンを押し売りするためではありませんので、そこだけは、何卒ご理解を……。
本を出すというのは、真面目に取り組むほど難しくなっていきます。
ふつうの社会人がまず経験しないようなことだと思います。
1冊出してみてから、どうやって差額の9万円を補填するか、考えてみても遅くはないと思います。
拙者……同人誌の表紙をイイ感じにしたいがために、練習を重ね……
ネットショップの管理などのお仕事に活かすことができました。
それに加え、同人誌を作ってなかったら、こんなふうにサイトを作れるようになってません。
スキルは応用が利くことを覚えておいてくださいませね。
■結論
これから自分の物語を本にしたい!と考えられていて、もしノートPCを買おうとしてらっしゃるならば、
製品説明のCPUを見てください!『Intel corei5』以上をぜひ!
容量は外付けHDとかクラウドとかで、カバーできるかと思います。
(わたしはSurfaceを推します)
(2021年9月23日に新型発表があるので、そのひと世代前のマシンがお安くなってます!)
(アフィリエイトじゃないです!!!)
(そ…… https://www.microsoft.com/ja-jp/surface)
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